中国に行く、その前に! その1.スマホアプリ準備編

2022/03/31

中国生活


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(2022/04/05:更新)
このコロナ禍で海外赴任なんてそうそうあるわけないでしょー(。・ヮ・。)
……などと思っていましたが、
  • 事業の拡大による事務所の新規開設
  • 今いる赴任者が既に満期
  • 赴任者がそのまま退職
など様々な理由で新たな赴任者をやってきているようですね。
コロナ禍の中で変化の激しい世の中で突然海外赴任なんて不安でいっぱいだと思います。
私の中国赴任での経験から中国生活について紹介していきます。
第1弾はスマホアプリの準備となります。
これだけでもそれなりに中国での生活を想像できるでしょう。

一部アプリは気が向いたら個別記事で紹介します。


まず始めに

まず私は広東省在住です。
中国は地方による文化の差が非常に大きいため地域によっては本記事の内容とは全く異なることもあります。


事前準備 - 必須アプリやオススメアプリ

Wechat / 微信 / Weixin

中国版LINEと捉えてよいです。中国全域で必要となります。事前に準備しましょう。
基本的な機能はチャット、通話、他サービスへのログインとLINE感覚で使用できます。
中国特有の強制PCR検査の際にも使用する地域があります。
私生活、仕事すべてにおいて利用されるアプリといっても良いでしょう。
仕事の依頼、見積もり、工作図面、現場の写真、なんでもWechatでやり取りされています。
(機密保持の観点から担当者が頭を抱えそうな内容ばかりですが……)
コミュニケーションのみならず、後述でも登場しますがキャッシュレス決済機能であるWechatPayが便利です。

Alipay / 支付宝 / Zhifubao

キャッシュレス決済用のアプリですが、付近の店舗検索もついています。
詳細は「キャッシュレス決済について」に記載します。

HUAWEI AppGallery

中国では通常の方法ではGoogle Playを使用することができませんし、Google Playに登録されているようなGoogleのAPIを利用しているアプリも使用することができません。
もちろんVPNやShadowsocksといった回避手段はありますが、結局日常生活の中で現地製アプリは必要となってきます。
中国製アプリということで不安もあるでしょうが少しでも安全を取るのであれば少しでもマシな場所からアプリを入手しましょう。

应用宝 / Yingyonbao

上記と同様、メジャーなアプリストアです。基本的にはどちらか一方あればよいでしょう。

美团外卖 / Meituanwaimai

日本ではUBEREatsが始まりましたが、中国版UBEREatsはこのアプリになります。
単に「ワイマイ(外卖)」と呼ぶことがほとんどです。
詳細は「出前天国」の項目に記載します。

滴滴出行 / Didichuxing

白タク配送アプリです。
出発地点と目的地を入力し、配送車両のグレードを選択します。
グレードを上げるとVW、トヨタ、日産といった外車が増え、内装も綺麗になります。
料金は距離や時間、ルートによって全てアプリ側が計算し、事前にある程度料金が分かるのも便利です。

高德地图 / Gaodeditu

地図アプリです。早い話がGoogle Mapですね。

VPN系アプリ

詳細は「VPN」の項目に記載します。
必ず中国入国前に準備しましょう。
『VPN』がネット規制対象になっている為、中国入国後に手続きするのは非常に苦労すると思います。


キャッシュレス決済 - 中国では財布を持たない

日本でもPaypayなどキャッスレス決済が普及してきたようですが、中国では既にほとんどがキャッシュレスといっても過言ではないでしょう。
基本は下記の2種類の支払手段のどちらかがあればよいです。
オススメはWechatPayです。
店舗やサービスによってどちらかしか使用できない、というケースはほとんどないので基本的には1種で問題ありません。
  • WechatPay(微信支付)
  • Alipay(支付宝)
現金払いは舌打ちされたり、拒否されたり、お釣りが紙屑のような紙幣で二度と使えなくなったり、と良いことはありません。
紙幣を使えば使うほど財布の中がゴミ箱のような有様に……。

出前天国 - 究極は1歩も出ない生活!

海外生活での一番の不安は何でしょうか?
衣?食?住?

間違いなく『食』でしょう!

美团外卖 / Meituanwaimai

ということで出前アプリの紹介です。
早い話が中国版UberEATSですが、普及の勢いは凄まじく店で売っているものならほとんどが対象となっています。
地域差はありますが、周辺1~2km圏内だけでも相当な店舗数が存在します。
東北料理、広東料理、四川料理、日本料理、韓国料理、タイ料理、イタリアン……大体何でも食べられます。
日本人向けの注意点としては『日本料理』と『日式料理』には異なるという点です。
『日本料理』は日本の料理の味を目指したものであるのに対し、『日式料理』は日本料理の雰囲気を目指したもので味は中国人向けになっていることが多いです。
日本でいう所の中華料理のように現地向けに大きくアレンジされています。

日本の味を楽しみたいのであれば断然日本料理の店舗を選ぶべきでしょう。
ただし、価格は定食で50~80元とあまりコスパはよくありません。
うな重や天盛り、刺盛りだと100~300元ぐらいかかります。
(気合いの入ってる店舗だと日本人の板前さんがいたり、マグロの解体ショーを開いたりと日本にいる以上に高級なモノを食べることになるかもしれません!)

日式料理の場合は味が犠牲になりますがコスパが一気によくなります。
牛丼で20元、定食で20~30元と約半額程度です。
たまに日本人の口のも合うおいしい大当たりな日式料理もあります。
、刺身や寿司といった生モノは避けた方がよいでしょう。

何を食べるにせよ一度店舗を見ておくというのも良いでしょう。
常連になっておけば注文の際の補足欄で細かな注文ができたり、WeChatを介してメニューにない全く別のものを注文できたりします。
(例:卵かけごはん、牛丼つゆだく、味噌汁ネギ多め、……など)

2km以上離れている店舗でも注文は可能ですが料理が冷えたり、ぐちゃぐちゃになりやすくなってきますのでやはり近くの店舗がよいでしょう。

フードデリバリーはもちろんのこと、日用品、ペット用品、衣類、布団、家電と突然必要になった時に非常に便利です。


通販天国 - 質を問わなきゃなんでもある!

当然日常生活の中で必要になってくるものはあるでしょう。
日用品、家具、家電……購入したい場合は通販がオススメです!
日本では定価の何倍ものプレミア価格がついているものでも中国では人気がなく通常価格のままになっているという事例も数多く見てきました。
(日本安・中国高という珍しい逆のパターンもあります)

京东 / Jingdong

割高だが質的にマシなものが揃っていると言われています。
ニッチなものでない限り、検索上位に出てくるもので大体問題ありません。
現地の友人曰く「絶対に外したくないもの、高額商品は京東で買うべき」とのこと。
全体的にやや割高なだけあって、他サービスと比較すると間違いなくマシです。
日本からの輸入商品も多く扱っており、いくつかのメーカーは販売者として登録されています。
味噌、醤油、めんつゆ、洗剤、歯みがき粉、配管の詰まりとり、整腸剤、サプリメント……あと正規品のTENGAも売ってます。
怪しい日本語の製品、絶対に日本製じゃない自称日本製製品もありますが、意外にも品質は比較的マシな方です。

『京东国际』と書かれた商品でかつ注文してから輸入するタイプの販売スタイルは途中で身分証番号の入力を求められますので中国人に依頼するか諦めましょう。

淘宝 / Taobao

いわずとしれた中国最大手です。
質と価格のバランスでは中の上あたりに位置します。
どこを利用するかで迷っているのであれば淘宝で問題ないでしょう!
支払いにはAlipayが必要です。

TMall / 天猫 / Tianmao

黒猫がマスコットの最大手ECサイトです。
淘宝系列で淘宝よりも若干コスパに優れています。
支払いにはAlipayが必要です。

并多多 / Bingduoduo

発音の雰囲気は似ていますがオリンピックのマスコットとは関係ありません。
全体的に安いですが、品質・真贋においてギャンブル性があります。
(質の京东、価格の并多多とも言われています。)
特に配送時の包装は大体ボロボロですので壊れ物を注文するのは避けた方がよいでしょう。
同様に食品類も10回に1回は包装が破損する、ぐらいの覚悟が必要です。
複数人で一緒に購入する機能を利用するとさらに格安になり、最高のコスパとなります。
飲料などの人気商品は積極的に利用するとよいでしょう。
反面とろろ昆布などの中国人にとってマイナーな商品はおとなしく単独購入した方が良いです。(悲しいことにとろろ昆布は人の食べるものではないという扱いなので。)
筆者は大体伊藤園やサントリーの飲料を買ってます。まれ~に漏れてます。

VPN - ネット規制を回避しよう

ご存知の方も多いでしょうが、中国ではGoogle系サービスやLINE、各種動画サイトを利用することができません。
これは中国のグレートファイアーウォール(金盾)によるものです。
細かい話は置いといて要は「日本のような自由なインターネットライフは存在しない」ということです。
(ちなみに韓国もネット規制がありますので韓国に行く予定がある方も事前に準備しましょう。)

当然のように回避手段があります。
それがVPNです。(厳密にはVPNじゃねぇじゃんとかいろいろありますがVPNで統一します)
アプリというよりは回線の契約に近いですね。

VPNをまず大きく二つに分けると
  • 無料VPN
  • 有料VPN
に分けられますが……
無料VPNは論外です。
接続の安定性、通信の安全、そんなものはありません。
語る価値もありません。

さて、有料VPNについてですが、大まかには以下の要素を考慮して選択します。
  • 帯域幅
  • レイテンシ
  • 通信量
  • 料金
  • プラットフォーム

世間一般のネットの早い遅いは帯域幅のことを指しており、動画サイトや大きなファイルのやり取りがある場合はここを重視しましょう。

ネットワークを利用したゲームをプレイしたい場合は回線の安定度は前提条件としてレイテンシを重視しましょう。レイテンシはPingや応答性とも呼ばれます。どんなに十分な帯域幅でもレイテンシが悪いとラグゲーになってしまいます。

参考までに、
  • FF14TES:OnlineなどMMORPG系は通信量が比較的少なく、多少ラグっても問題ないゲームですので高難度コンテンツでもPing100~200ms程度まで許容できます。
ただし、定期アプデや拡張などのク○デカパッチには注意しましょう。
  • ELDEN RINGLEFT 4 DEADPAYDAY2などアクション、FPS系は結構辛いです。また通信量もそこそこ多いため、そこそこ高級なプランを契約する必要があります
今のぜってー当たったじゃん!! or 今のぜってー避けたじゃん!!が頻発します。
  • Amoung Usは通常通りプレイできました。ただしボイスチャットを使用する場合は通信量に注意しましょう。
動画サイトを利用する場合には通信量も注意が必要です。
プランによっては月ごと、日ごとの通信量が定められている場合があります。
超過した場合に切断となるか、速度制限となるか、事前に確認しておきましょう。


利用料金は会社やコースによって様々ですが、予備のVPN以外はあまりケチらない方が良いでしょう。

プラットフォームについては通常心配はいらないでしょう。PCには対応していない、スマホには対応してない、なんてことがないように確認だけはしておきましょう。

VPNだけで何個か記事を分ける必要があるほど情報が多いのでまた専用の記事を作成します。

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